――「頑張る」以外の生き方を知らなかった
私はいつも「ちゃんとしなきゃ」と自分を追い詰めていました。
気づいたときには、心も体も限界を超えていたのです。
これは、そんな私が“初めて立ち止まった瞬間”の記録です。
2018年4月、わたしはある朝、電車の中で突然倒れました。
会社に向かう途中の出来事でした。
あまりにも急で、自分でも何が起きたのかわかりませんでした。
でも、今思えばそれは“限界のサイン”だったのだと思います。
それまでの私は、常に「迷惑をかけないように」「ちゃんとやらなきゃ」と自分にムチを打ち続けていました。
上司との関係や職場での人間関係に悩みながらも、「自分が我慢すればいい」と思って耐えてきました。
何度も相談しようと思ったけれど、「倒れたら負け」「ここで辞めたら価値がなくなる」と自分を追い詰めていました。
でも、もう体は限界でした。
出勤するだけで精一杯。
家に帰っても眠れず、休みの日は何もできず、ただ「いなくなりたい」と思い続ける毎日。
「私なんて、いなくなったほうがいいんじゃないか」
そう思うようになっていました。
5月、もう限界の身体を見て見ぬ振りして、元気が出ることをしようと必死でした。
週末は花火大会や旅行に出かけて、笑って過ごしているふりをしていました。
でも内側はボロボロで、会社に行くたびにどんどん心が削られていきました。
「ただ仕事に行く」
それすらも、私にとっては大きなハードルだったのです。
そして、6月のある日――
地元への異動の内示を受けた直後、職場で激しい発作が起き、倒れてしまいました。
この日をきっかけに、私は原因不明の発作と闘う日々が始まったのです。

