【体験記①】うつ病で1年10ヶ月休職した私の記録|診断から半年までの毎月の気持ちと変化

うつ病体験記

はじめに:私は1年10ヶ月、休職しました

うつ病・パニック障害と診断されてから、私は1年10ヶ月、仕事を休みました。
(2018年6月〜2020年3月)

勤続5年以上10年未満の職場だったため、有給+1年半が休職の限度。
私はいつか復職するつもりで、この期間を「治療に集中する時間」と決めて過ごしました。

この記事では、そんな私の毎月の気持ちと体の変化を中心にまとめています。
「休職ってどう過ごすの?」「何ヶ月目でどんなことがあるの?」と悩んでいる方の参考になればうれしいです。


【1ヶ月目】診断された安心と、毎日の涙

  • 「やっと診断された」「休んでいいんだ」と思ったのに、毎日泣いていました
  • 体力は少し残っていて、「まだやれるかも」「甘えかも」と頭がグルグル
  • 上司に「無理させすぎて申し訳なかった」と言われ、また泣く日々

【2ヶ月目】職場近くへ行った後悔

  • 歯医者ついでに職場近くに行ったら、同期が迎えに来てくれて号泣
  • 1日ランチをしただけで3日寝込む
  • 久しぶりに友達に会ったが、外出だけで限界だった

【3ヶ月目】異動と、予定していた楽しみの喪失

  • 出張の多い職場から、自宅近くへ異動(休職中なので挨拶だけ)
  • 夏の旅行(北海道、長崎)をすべてキャンセル。悔しくてたまらなかった
  • 同僚が家に来てくれて、少し気持ちが緩んだ

【4ヶ月目】当選していたコンサートに行けず打撃

  • 朝まで悩んだが、電車が怖くて行けず
  • 「やっぱり自分は何もできないんだ」と思って落ち込む
  • 傷病手当金の受給がスタート

【5ヶ月目】一時的な回復感と比較の地獄

  • 「少し元気かも」と思い、恋愛に決着をつけようと考える
  • 復職した同期と会い、元気そうな様子に寝込む
  • 「自分は休んじゃいけない人間だ」と自己否定が再燃

【6ヶ月目】ディズニーへ行くも、不安でいっぱい

  • お泊まりディズニーを決行したが、疲れて寝込む
  • 主治医に「友達と会うの禁止」を言い渡される
  • 頑張ろうとするたびに反動が大きくなっていった

【7ヶ月目】少しずつ眠れるように。でも涙は止まらない

  • 眠剤で眠れるようになってくる
  • リワークを勧められて、また落ち込む
  • インスタで同じような人たちとつながり、励まされる
  • 東京ドームのコンサートに行けて、少し自信が戻る

【8ヶ月目】最もつらかった時期、自殺未遂と幻聴

  • 週1のカウンセリングをスタート
  • 希死念慮が強まり、自殺未遂を経験
  • IQテストの結果、発達グレーゾーンと判明
  • 自分の病歴や症状をノートにまとめ、主治医に提出

おわりに(前編)

ここまでが、休職前半の記録です。
正直、「良くなっていく」というよりは、波があって上がったり落ちたりを繰り返していました。

特に「友達と会う」「職場の人と話す」など、自分では大丈夫だと思っていたことがダメージになることが多かったです。

次回は、9ヶ月目以降の回復期の記録、やってよかったこと・やらなきゃよかったこと、そして復職準備について書いていきます。

「いつか元気になれるの?」と不安な方に、少しでも届きますように。


もっと感情に寄り添った記録を読みたい方へ

この記事は、私が休職中に日記のように綴っていた記録をもとに再編集しています。

「どうしても涙が止まらなかった日」
「ちょっと元気になったと思ったら、また寝込んだ日」
そんな毎月の気持ちの揺れや葛藤を、noteに残しています。

▶︎ note|うつ病で1年10ヶ月休職した記録(前半)

「自分だけじゃない」と感じてくれる方がいたら嬉しいです。

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